長男、保育所等訪問支援を始めて~前編~

こんにちは。チャクラのママです。重症心身障がい児の放デイ看護師で、【発達障害児支援士】です。そして、自閉症スペクトラム、知的障害、DCD(発達性協調運動障害)の小2長男チャクラと、次男ちゅんころぴー、夫と4人暮らしです。

現在、小2の長男。自閉症スペクトラム障害、知的障害の診断は2歳半頃、発達性協調運動障害の診断は小1でつきました。そして、現在は公立小学校の特別支援学級、知的障害級に通っています。

今日は、チャクラが小2の春から始めた【保育所等訪問支援】の話を書きます。

注目
  • 【保育所等訪問支援】は18歳以下で、受給者証があれば始められる!
  • 保育園や学校の困りごとに、直接支援だけでなく、環境調整など周囲へもアプローチ!!
  • 教室の授業だけでなく、体育、給食、掃除の時間…。さらには、真夏の校外学習、音楽会のリハーサルなど、色々な時間のチャクラを見学してくれました!!!

保育所等訪問支援とは??

保育所等訪問支援は障害児通所支援サービスのひとつです。障害のある子どもが集団生活を送りやすくするように支援してくれるサービスなんですよ。

サービス内容

「保育所等」の名前のため、保育所や幼稚園などだけが対象のように思われるかもしれませんが、保育所等訪問支援では次のような様々な「集団生活の場」を訪問することが可能なんです!!

  • 保育所や認定こども園、幼稚園
  • 小学校や中学校、高等学校、特別支援学校
  • 乳児院や児童養護施設
  • その他、「児童が集団生活を営む施設」 として、地方自治体が認めたもの
チャクラのママ
チャクラのママ

私もこのネーミングのせいで、未就学児が使うサービスなんだと思ってました…

保育所等訪問支援は、保護者からの依頼によって提供されるサービスで、保護者と保育所などの距離を縮め、子どもが安心・安全に過ごせる環境にすることが目的です

どんな時に使うの?

たとえば、次のように子どもの困りごとがあるときに、保育所等訪問支援の利用検討がされているそうです。

  • お友だちとうまく遊べない
  • 保育所に通園しているが、自傷・他害行為がみられる
  • 小学校で授業中に離席、離室してしまう       など

利用できる人は誰?

このサービスを利用できるのは、保育所、幼稚園、小学校などに在籍している18歳までの児童です。集団での生活や適応に専門的支援が必要であれば、診断や障害者手帳の有無に関係なく対象となります。 
保育所等訪問支援を利用するには「通所受給者証」の取得が必要になりますが、受給者証の申請には「診断書」などは不要です。

費用は?

実際にどんなことをしてくれるの?

実際には、アセスメントや計画立案、カンファレンスなどもしてくださるのですが、現場で実際に行ってくださることは下の2種類です。事業所によって違いますので、確認してみてくださいね。

何故わが家が導入しようとしたか?


わが家のチャクラは、学校で

体育の授業でのみ脱走があったり、

学校での身の回りのことも先生に声をかけてもらわないとスムーズに進まない

…など、問題を探せばあふれ出てきます…。学校での問題は、なかなか親の立場では介入が難しいですよね。

そんなことを悩んでいると、、私の職場を通じて、新たに保育所等訪問支援の事業所がわが家の近くに開所することを知りました。
この事業所さんは、OTさんがやっている事業所なのです!!

チャクラはDCD(発達性協調運動障害)持ちなのですが、療育のOTさんに会えるのは月に1回。チャクラの通う放デイ3か所も、OTさんはいらっしゃいません。そのため、

  • 特定の授業の脱走や、身の回りのことができない、不器用で困っているなどの学校の困りごとを、道具や環境調整でカバーする視点を持ってもらえると思った
  • 学校での様子を、第三者の視点で見てもらいたかった
  • 日々の悩み相談に乗ってもらえるOTさんがいてくれたら、とっても嬉しいと思った

しかし、この事業所は個別療育などはされておりません。そのため、普段のチャクラを知らない人が、ちょろっと観察しただけで何か変わるのかな…という心配もありました。できれば、普段療育をしてくださっているOTさんが訪問支援をしてくださればベストだとも、最初は思っておりました…。

ただ、この悩みは杞憂に終わりますw

利用の流れと実際


わが家はすでに放デイを利用しているので、通所受給者証を持っていました。しかし、最初に受給者証を発行してもらった時には保育所等訪問支援を利用することなど考えられていませんでした。そのため、保育所等訪問支援を利用するための申請に、1度役所に行く必要がありました。それでも、①と②はほぼ同時でした。

契約時の面談で、親と本人の『将来こんな風になってほしいな』や、『学校でこんな風に過ごしてほしいな』などの希望を伝えました。そのから、長期目標、短期目標を立て、個別支援計画を作成してくれました。

そして、学校の担任の先生と訪問日時を調整してくれ、実際に学校へ訪問!

うちが利用させてもらっている事業所は間接支援タイプ。チャクラに直接指導するわけではなく、先生など周囲の大人への指導や、環境調整をしてくれています。

特別支援級の授業だけでなく、通常級での教室の授業や体育の授業、給食、掃除の時間…。さらには、『普段と違うシチュエーションだと、いつもと違う様子が見れるから』と、真夏の校外学習、音楽会のリハーサルなど、色々な時間のチャクラを見学してくれました!!

いかがでしたでしょうか?保育所等訪問支援での成果は後編へ…

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