長男、保育所等訪問支援を始めて～後編～

こんにちは。チャクラのママです。重症心身障がい児の放デイ看護師で、【発達障害児支援士】です。そして、自閉症スペクトラム、知的障害、DCD（発達性協調運動障害）の小2長男チャクラと、次男ちゅんころぴー、夫と4人暮らしです。

現在、小2の長男。自閉症スペクトラム障害、知的障害の診断は2歳半頃、発達性協調運動障害の診断は小1でつきました。そして、現在は公立小学校の特別支援学級、知的障害級に通っています。

今日は、チャクラが小２の春から始めた【保育所等訪問支援】の後編です。

保育所等訪問支援後は、親・先生へフィードバック

うちの事業所さんは間接支援なこともあり、観察がメインです。授業中に、OTさんがチャクラや先生に声をかけることはほぼないようです。その代わり、チャクラの頑張り、先生の関わりをとても集中して観察してくれています。

うちの事業所さんのOTさんは、本当に熱心で観察力が鋭くて、1回訪問に行くだけで、チャクラを、そして先生をたくさん褒めてくれます！！そして、チャクラが困っていることを、先生と一緒に解決策を考えてくれています。

この1年弱でのエピソードを紹介します。

例①　運動会前の練習にて

OTさん

チャクラくんは耳がいいし、短期集中型。それを担任の先生もよくわかってらっしゃいますね！！

『空き時間に１回だけ練習』というスタイルで、毎日練習してくれているようです。

ダンスのDVD、先生がちゃんと反転で踊って撮影してくださってるので、チャクラくんもそのまま覚えればいいのが、さすがです！！

OTさん

１・２年生合同練習で、待ち時間や説明が長時間あったのですが…。

チャクラくん、脱走もせずに、先生の話も聞き、周囲の様子を見ながら、練習頑張ってました！！！

例②　教室で靴下を脱ぎ、どこに置いたかわからなくなってパニックになることがある…

OTさん

そもそも何で脱いじゃうんでしょう？どんなタイミングで？

靴下を脱いだらポケットに入れるのはどう？

担任の先生

そうすると、授業中にポケットから出して、靴下で遊ぶことがあるんですよね…

OTさん

上靴か、机の引き出しにしまうなどのルールはどうでしょう。チャクラくん、ルールがいくつもあると混乱すると思います。

例③　支援級の朝の会や勉強の様子

OTさん

支援級の朝の会で、チャクラくんは司会をやっていたのですが、先生が号令をかけると、さっとお片付けを始めていました！どの係のがどういう役割なのか、よく理解しているのがわかりました！！

OTさん

担任の先生は、チャクラくんのことをよくわかっていて、課題の難易度、量、課題を行う順番、逸脱行動をどこまで許容するか、などもよく考えて調整してくれていますね！！

保育所等訪問支援を導入後の変化

まだ導入して半年ほどなのですが、チャクラが『運動会も音楽会、いつもの授業も１００点満点頑張った！！』と感じていることが大きいです。

また、専門的な目線で授業風景を観察してもらい、先生のチャクラへの関わりを具体的に大絶賛されているのを聞くと、やっぱり先生への信頼感がめちゃくちゃ高まりましたね！！

そして、チャクラの個別支援計画とは別に、OTさんがよく使用される【目標達成スケーリングガイド】も使ってくれています。それがあると、漠然と『こういう大人になってもらいたい』というビジョンに向かって、これからどういうステップを踏んで行ったらいいのかということが明確になりました。

２学期末の懇談では、先生＋親＋OTさんの３者懇談を実現！！

OTさんが『チームチャクラの作戦会議』として、２学期末には３者懇談を実施しました！！

懇談では、先生がチャクラを褒め、OTさんはチャクラを、そして先生の関わり方を褒めｗｗ

うちの子、こんなに頑張っているし、そのために周囲はこんなに支えてくれているんだ…と、本当に胸が熱くなりました。

私たちが思っていること、将来こんな子に育ってほしいなと思っていること、それを先生とOTさんが受け止めてくれ、それに向けてまた計画を立ててくれ…。私たちも、（きっと先生も）元気になる懇談でした！！

いかがでしょうか？うちのOTさん自慢になってしまっただけな気もしますがｗ皆様もこの記事で、導入検討していただけたら嬉しいです♪