こんにちは。チャクラのママです。重症心身障がい児の放デイ看護師で、【発達障害児支援士】として働いています。そして、自閉症スペクトラム、知的障害、DCD(発達性協調性運動障害)の小2長男チャクラと、次男ちゅんころぴー、夫と4人暮らしです。
小2の長男は公立小学校の特別支援学級、知的障害級に通っています。
今日は、「子どもの障害を、どこまでの周囲の人に告白するか」という、カミングアウト問題について書いていければと思います。
私の場合…『何かトラブルがあった時のことを思うと』という思いから、近しい人にはチャクラの自閉症のことを話しています。そして、共感的に受け入れてもらえると、とても自信になり、生きやすくなると思います。
実家、義実家への問題。私の実家はわが家から近いので、助けてもらうことやよく遊びに行かせてもらうことも多いです。
そのため、何かあったときのことを思うと…と思い、3歳でついた診断をすぐ報告しました。事前に色々相談していたこともあり、『そうなのね…』くらいでした。
私が色々悩んでいたことも知っていたので、それ以上は言わなかったのかもしれません…。
それに対し、義実家は初孫。その時の私には、報告のタイミングなどを決めることはできませんでした…。
年に数回しか会わないこともあり、どのタイミングで報告するか、夫に任すことにさせてもらいました。
結局夫は、小学校入学前、特別支援学級に入学することを決めたタイミングで、報告したようでした。
義母は『心配しすぎなんじゃないの?』という感じだったようですが、もう診断名がついていることで納得してくれたようです。
保育園にも、診断結果が出た時点ですぐ包み隠さず、検査結果も全て提出しました。保育士の先生達も、『チャクラのこういう行動は、この特性によるものなんだね』と理解しやすいでしょうし、保育園で困り行動があった時の対策を、保育士の先生が立てやすいと思ったからです。何かあった時に、周りの子ども達にも説明しやすいだろうとも思いました。
長男、次男とも同じ保育園なので、顔見知りのお母さんは多いです。しかし、連絡先も交換して、プライベートでも遊ぶようなママ友は2、3人ほど。そこまで仲良くなると、『自閉症で小学校は特別支援級に通っている』と伝えても『そうなんだねー』で終わるし、ありがたいことにその後の関係が変わることは、幸い今のところないです。
チャクラは保育園時代から、ヘルプマークをつけて登園していたし、色々気づいてくれていたのもあるかもしれません。
小学校は特別支援学級なので、担任の先生には何らかの検査結果が出ればすぐ提出しています。
1年生の時は、学校へ付き添いで登校していたこともあり、通常級の懇談の自己紹介時に【自閉症で特別支援学級に通っています。もし何かトラブルがあれば教えてください】とクラスの親御さんにお話ししました。
職場への報告…。
前の職場では、カミングアウトする気は起きませんでした。
職場が殺伐としていたことや、スピーカーのように噂話ばかりをする先輩がいて、その人に伝わると病院全体が知っているみたいなこともありました。
また、その時は夫も同じ職場だというのともあり、余計ややこしいなと思い、言う意欲はおきませんでした。
そして、退職時に上司に言うことになったものの、『そういうことは、黙っといた方がいい』と言われたのが、何だかモヤモヤしたのを覚えています…。
それに対し現在の職場は、児童発達支援、放課後デイサービスということもあり、転職面接の時点で報告しました。その時に、『そうなんですね、うちの子どもも障害があるんですよ。他にもそんなスタッフもいます。受診とか、何かある時は休み取ってくださいね。』とサラッと言ってもらえて、とっても嬉しいかったです。スッキリ、心のつかえが取れたと言いましょうか…。やっぱり共感的に受け入れてもらえたというのは、とても自信になったんだと思いますし、生きやすくなったと思います。
いかがでしょうか。このように書いてみると、私はかなりオープンにしている方かも?と自分で思いました。とてもありがたいことに、サラッと受け入れてくださる方が多くて、本当にうれしいです。そして、共感的に受け入れてくれた現在の職場は、本当に感謝しています。