【発達障害っ子ママで放デイ看護師が教える】新学期にオススメ!サポートブック(自己紹介シート)の作り方!~わが家の場合~

こんにちは。チャクラのママです。重症心身障がい児の放デイ看護師で、【発達障害児支援士】として働いています。そして、自閉症スペクトラム、知的障害、DCD(発達性協調運動障害)の小2長男チャクラと、次男ちゅんころぴー、夫と4人暮らしです。小2の長男は公立小学校の特別支援学級、知的障害級に通っています。

サポートブック(自己紹介シート)って何?

新学期になると、学校や保育園、幼稚園の担任の先生が変わって、『先生たちだって忙しいし、どこまでうちの子のこと引き継ぎしてくれているんだろう?』と思いますよね。ましてや、学校そのものが変わると、環境もガラッと変わるので、少しでも子どものことを学校の先生に知っていてほしいと思うのではないでしょうか。

そんなときのために、お役立ちアイテム【サポートブック】!!

サポートブックは、入園/入学/進学などお子さまのライフステージが変わる際に、お子さまの普段の様子や関わり方や知っておいて欲しい情報を、園や学校の先生と共有するためのツールです。
情報を共有することでお子さまを取り巻く全ての人が、同じ方針、同じ方法でお子さまに関わることができ、お子さまが安心して毎日を過ごすことができます。

(リタリコHPより)

私の主治医からも、『毎年、先生などの環境が変わるので、新年度には毎年出した方がいい』

と言われています。

毎年更新すると、【去年よりこんなことができるようになったんだな~、成長しているな】と実感できますよ!!

今回は、私が毎年作っているサポートブックを、どんな点を意識しながら作っているか、紹介します!

サポートブックの作り方〜わが家編〜

テンプレートは使っても使わなくてもいい

各都道府県がテンプレートを作ってくれていたり、リタリコさんのように企業がテンプレートを作っていたりと、様々なデザインがあります。

テンプレートはとっても便利でカワイイデザインのもあるのですが、色々な方が使えるように、書く欄が多量にあります…。そのため、私は『こんなにたくさん書かないとダメなの!!??』とくじけそうになりました(笑)

私も最初はテンプレートを使ったのですが、「うちの子に使わない空欄がポツポツあって見にくいなー」と思い、私は自作することにしました。

これは、昨年実際に学校やデイに出したものです。ちょっとタイトルふざけてますが、『あんまり構えずに読んでもらいたいな』と思って、こんなタイトルにしました(笑)

こんな感じで3ページ+検査結果のコピーで、トータル4ページになりました。

絶対あった方がいい項目

①病名や発達検査のデータ

発達検査のデータがあるのであれば必ず提出しましょう。そのデータには、何が得意で何が不得意なのか、だけでなく、『もうすぐ〇〇ができそうです』とか、『こういう特性があるので、〇〇のアプローチが有効です』とか、客観的なアドバイスをたくさん書いてくださっています。必ず記載する、もしくは検査結果ごとコピーで提出するのがオススメです。

児発・放デイで働いている私ですが、そこに来ている子どもの検査データが届くと、必ずスタッフ全員が読みます。そして、『次はこんなアプローチをしよう』など、スタッフ全員で共有話しています。


②アレルギーやてんかん発作・薬の有無、かかりつけ、救急搬送先

各施設や自治体によっては、上記を記載する別紙があったりするので、場合によっては要らないかもしれません。

それでも、緊急時の対応が必要になる可能性がある場合は、必ず記載している方が安心だと思います。

③性格、特性、得意なこと・苦手なこと、配慮

先生方や周囲の方も、初めて出会う子どもの性格を掴むまでには時間がいると思います。特性や得意・不得意となると、さらに時間がかかるのではないでしょうか?

なので、私は

  • こういうことは得意
  • もう少しで、できそうなこと
  • 不得意だけど、〇〇の援助があれば、これくらいはできること
  • やってきたこと、リハでやっていること

という感じで書いています。

ここで書く時は、欠点に思えることも、言い換えをしてポジティブに書くようにしています。

【書く時のポイント】

具体的に、事実を簡潔にまとめて書く

文が長くなると、読む方はうんざりしていまいますよね。伝えたいことは端的に書きましょう!

ポジティブな情報を必ず入れる。欠点に思えることも、言い換えでポジティブに伝えましょう!

上記にも書きましたが、皆さんも自分の子どもの欠点ばかり書くのは悲しくないでしょうか?誰しも欠点はあるものです。発達デコボコの子ども達は、よりそれが目立ちがちです。しかし、読む側も欠点ばかり書いてある文を読むのはしんどいと思います。

だからこそ、短所は長所に言い換えたり、『〇〇すれば出来る!』など、ポジティブな情報にしてしまいましょう!

例えば、うちの長男の情報だと、

DCDにより、目と手の協調運動が難しく、粗大運動、微細運動共に難しいです。字を書くことやはさみを使うこと、体育やダンス、楽器の演奏など、日常生活のほとんどの動作が不得意です。

しかし、『褒められれば頑張れる』タイプです。スモールステップで課題を調整し、おだてられ褒められれば、やってみよう!と頑張ってくれています。

いかがでしょうか。こう書けば、先生達の関わり方のヒントになりますし、頑張り屋なんだなとイメージも変わるのではないでしょうか?

先生に普段から感謝の気持ちを伝え、信頼関係を作っておく!!

私の勤務するデイのお子さんのお母さんで、必ず連絡帳に『いつもわが家をお支えいただき、本当にありがとうございます』と絶対手書きで書いておられる方がいて、本当に尊敬しています。そんな一言があるだけで、印象はガラっと変わります。

それを見習い、私も連絡帳の冒頭に『いつもありがとうのございます』とだけ書いています(笑)サポートブックにも同様、いつも支えてくれている先生方にしっかり感謝を伝えましょう。

グチ、苦労話は書かず、親の想いは少なめに!!

あくまで、サポートブックは『子どもの普段の様子や関わり方や知っておいて欲しい情報』と伝えるものなので、グチや苦労話、親の想いが混ざると、先生方に伝えたい情報も伝わりにくくなります。

将来の夢や、〇〇を見据えているなども、書けるなら書く

お子さんがなりたい職業や、進学をこう見据えているなど、長期的なゴールや目標があれば書きましょう。その方が、『今はこういうことを目標にしてみようか』と短期目標が立てやすいですよね。漫然と関わるより、しっかり目標を見据えて関わる方が、効果は倍増すると思います!

家族や子どものことを知っている先生など、誰かに見てもらう

一度作成してみたら、お子さんのことをよく知っている先生や、お子さんに読んでもらえるのであれば、読んでもらいましょう。

いかがでしょうか?そろそろ新学期の準備もしていくタイミングですから、その参考になればと思います。私も来年度のものを書いていきたいと思っています!!

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