こんにちは。チャクラのママです。重症心身障がい児の放デイ看護師で、【発達障害児支援士】として働いています。そして、自閉症スペクトラム、知的障害、DCD(発達性協調運動障害)の小2長男チャクラと、次男ちゅんころぴー、夫と4人暮らしです。
小2長男チャクラは公立小学校の特別支援学級、知的障害クラスに通っています。チャクラは二次障害を引き起こすこともなく、ニコニコで学校に通ってくれています。
今回は、長男チャクラが小学校進学にあたり、どう決断したかを書きます。
私たちが参考にした本
チャクラの自閉症、知的障害、DCDを理解する上で読んでいた本に、下記の本があります。(めちゃくちゃおすすめ本です)
この中に、『どのクラスで学ぶかー特別支援教育を考えるー』の章があります。そこで、
大事な原則はほぼ一つ、授業に参加できるかどうか
「何がなんでも通常学級」と言われる保護者の方は、自分がまったく参加できない会議に、45分間じっと座って、時に発言を求められ困惑するといった状況をご想像いただきたい。これが、1日数時間、毎日続く状況はどうだろう
通常学級がダメで支援学級に移行するという状況は、子どもにとって挫折体験となり、子どもの自尊感情をいたく傷つける
という文があります。これを読んだ時点で、小学校のクラスの決断は本当に重いな…と思いました。
年長の夏、学校見学へ
そして、チャクラが年長の夏頃、地域の公立小学校と、校区の特別支援学校の両方を見学しました。
公立小学校の通常学級は、1年生1学期の時点で、先生1人で、40人弱の子どもがちゃんと45分間座ってる!!!
みんなすごすぎ!!うちの子にはムーリー!!!
特別支援学級は、1クラス上限8人の少人数。見学にいった学校には自閉症クラスと、知的障害のクラスがありました。
パーテーションで机が区切られていたり、授業でやることが本人用のホワイトボードに書いてあったり、とてもオーダーメイドなクラスでした。
これなら、チャクラのペースで勉強できそう!!!
特別支援学校は少し遠いのでバス通学。本人は『バス通学いいなー!!』と言っていましたw
見学に行った夫からは「チャクラより、もう少し特性が強かったり、身辺自立に課題がある子が多かった。1クラス6人が上限らしいし、チャクラがその1枠を使うのは忍びない…」とコメントがありました。
この見学結果を主治医に報告、そして決断…
主治医に報告すると、『通常級でもいいと思う。クラスにはお世話焼きの子とかがだいたい1人はいて、助けてくれることが多い』と言われました。
私たち夫婦は、『助けてくれる、そんな子がいなかったら??そんな運まかせなのはダメ!!』と思いました。
この時点で、私たち夫婦の意見は<地域の公立小学校の特別支援学級>でかたまりました。
自閉症のクラス?知的障害のクラス??
でも特別支援学級、自閉症のクラスと知的障害のクラス、どちらにしたらいいのかな?となりました。
それは、教育委員会の就学相談で解決しました。
- 自閉症クラスは、特性には合わせるけど、学習進度は通常学級とほぼ一緒のクラス
- 知的障害クラスは、本人のレベルに合わせてやっていくクラス
- どちらも、交流級として通常学級にも在籍し、体育や音楽、図工などの副教科や、通常学級でも学習できる科目は通常学級で行ったりもできる
この時のチャクラは、年長ですがひらがなはほぼ読めず、興味もなし。数字もほぼわからない、コミュニケーションは取れ、身辺自立はしていることを伝えました。
そして、私たち夫婦の意見は<知的障害の特別支援学級>と即決しました。
たくさん悩みましたが、
- 特別支援学級の先生方は、様々な特性を持つへの子どもへの理解が深い
- どうすれば学習できる環境を作れるかをたくさん考えてれる
- 声掛けもとても素敵でほめ上手な先生が多いです。
二次障害を引き起こすこともなく、ニコニコで学校に通ってくれています。知的障害クラスで良かったです!!!